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文学・評論 著者別:日本32
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文学・評論 著者別:日本32
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須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 998 在庫あり。
★★★★★

須賀敦子全集 第1巻 (河...
この感じを何と言えばいいか分からないけど、人はやっぱり人が好きで、しかたないのだろうという感じがする。 須賀敦子さんはたぶん、いわゆるバイタリティあふれる吸引力のある女性ではないのだろう。 しっかり、常に誠実で、表面だけじゃなくしっかり人の話に耳を傾け、真摯に素直に人に対面する人だ。 でなければ、こんなエッセイは書けるはずがない。おとなしげだけど、ものすごく誠実で愛に溢れた人、なかなかいそうでいない。 イタリアの希有な人々との希有な蜜月の物語だが、須賀さんという人間も相当希有だ。 自分の人生に迷ったら、思い出すことが誰にでもあるだろうけど、私はこのエッセイとその著者を思い出すだろう。須賀敦子の文章は癖になる。たまたま「本に読まれて」を手に取る機会があって、その文章の美しさに惚れ込んでしまった。その文業が、すでに文庫版全集になっているとは……。 デビュー作「ミラノ 霧の風景」と第二作「コルシア書店の仲間たち」が1冊になって、単行本未収録の「旅のあいまに」も入っていて、お買い得。 これから須賀敦子を買って読もうという人は、当然、この本から手にすべきです。

日本仏教史―思想史としてのアプローチ (新潮文庫)


末木文美士
¥ 620 通常4〜5日以内に発送
★★★★★

日本仏教史―思想史としての...
題名の通り、日本の仏教史の本。 本書では、日本の仏教と他国の仏教の違いや、日本仏教の歴史的経緯や思想の変遷などについて書かれている。しかし、何故、日本の仏教が他国と異なるものになったのかは、書かれていない。読者に考える事を要求しているように思う。 日本に仏教が定着したというが、定着の中身は一体何だったのかという問いかけは考えさせられるものがあった。文庫本にしては珍しい仏教史の本です。書き方は、かなり学術的な書き方で、まじめに学究的に書き込まれています。作者の個性というよりは、学問的な書き方になっています。仏教が日本に入り、定着していくにあたって、政治や日本の文化、習俗にどのように受容され、変質を受けたかを知ることで、日本の思想史を見ようとしていて、ユニークな本だと思います。本文の下には、脚注など豊富に載せられています。政治との関係、神道との関係も詳しいです。日本仏教の成り立ちについて、よくわかる入門書になっていると思います。仏教に興味のある人もない人も日本を理解するのに良い本だと思います。硬い本ではありますが、面白い本でした。教養として読む必要のある本だと思います。私は仏教につい...

ヴェネツィアの宿 (文春文庫)


須賀敦子
¥ 560 在庫あり。
★★★★★

ヴェネツィアの宿 (文春文...
著者の作品に触れるのは本書が始めてです。日本国内でのことだったり、海外でのことであったり…切なさとユーモア感が満載で夢中に読みました。修道院での生活も味のある修道女さんとの日々が繰り広げられていて自分には新鮮でした。外国語にも堪能な著者の姿にも憧れます。著者の夫を大切に思う気持にも見逃せないものを感じました。 寄宿舎生活を送ったカトリック学校時代のこと。フランスのパリに留学した時のこと。日本に戻ってしばらく働いた後、今度はイタリアのローマに留学した時のこと。イタリアの男性と結婚し、ミラノで暮らしていた時のこと。日本に帰った後、久しぶりにイタリアを訪れた時のこと。著者・須賀敦子(すが あつこ)が歩いてきた道のそうした折々、なつかしい店の中を覗くように差し挟まれる父と母の思い出。文章にきらめく光と影が美しく、ふっくらとした豊かさに満ちていて、著者が紡ぐ筆致に乗って、誘いこまれるように本の中を歩いて行きました。 著者が案内して見せてくれる記憶の風景に、親しさとあたたかさとを感じながら頁をめくるうち、時折、はっと胸を衝かれる文章が目に飛び込んでくるのも印象的。 <「ヨーロッパにいること...

霧のむこうに住みたい


須賀敦子
¥ 1,470 通常3〜5日以内に発送
★★★★★

霧のむこうに住みたい
イタリア旅行を終え、夢から覚めたような気分の時、この本を見つけた。 「なんて素敵なタトルと美しい白くけぶった表紙だろう!」それだけで購入を決めた。 これが私と須賀敦子氏の作品との出会い。 文章も、淡々として気に入った。 私は彼女の事は何も知らないけれど、須賀氏の文章を通して、霧の中のイタリア、その暗さ、人の在り方、などを「肌で感じ」られた気がする。 心が落ち込んだとき、この本を読むと、何か疲れた心にそっと寄り添ってくれ、読み終わった時に、すっと背筋を伸ばせるような、そんな一冊だ。 このひとの随筆を読んでいると、心の波がしずまる。 読みながら顔を上げると、見なれた風景も、粒子がこまかくなったように感じられる。 「霧のむこうに住みたい」は、この本が刊行された2003年当時、単行本に収録されていなかった文章を集めた随筆集。解説は江國香織。 こんなにすばらしい、宝物のような作品たちを、とりこぼされすことなく、きちんとすくい上げてくださってありがとうございます、と編集者の方にお礼を言いたくなるような一冊だ。 たとえば「白い本棚」と題された、三ページあまりの短い文章。 「本ばかり...

須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 1,050 在庫あり。
★★★★★

須賀敦子全集 第2巻 (河...
同じ会社の女性が面白いですよと置いていったのがきっかけだが どんどん引き込まれてしまった。 何だか繊細な文章にびりびりしながら読んでいるところです。 久しぶりに全部読みたいと思う全集が現れました。 うれしいです。今のところもの悲しくてなんだか今のおいらにぴったりです。 時間があればページを繰りながら楽しんでいます。 こんな女性がいるんですね。 注文した全集の1も早く読みたい。

地図のない道 (新潮文庫)


須賀敦子
¥ 380 通常4〜5日以内に発送
★★★★★

地図のない道 (新潮文庫)
イタリアに住んでいた著者が、 普通の観光客や、もしかしてイタリア人でも 気がつくことのない地名や道の名前の 由来を調べている本です。 読んだ後に改めてタイトルを 見てみると「地図にない道」ではなかったかと 思ったが「地図のない道」であった。 改めて自分の読みの浅さと 須賀さんが本当に書きたかったことが ご自身の半生も含んでいたのだと 気がついたのでした。 それにしても文章が美しいです。「地図のない道」その一からその三、そして「ザッテレの河岸で」と、水の都ヴェネツィアをめぐる四つの文章が収められている。 たとえば、夫の死や家族の病気を経験した著者が、「道を歩いていても景色が目に入らず、意志だけに支えられて、からだを固くして日々を送っていた」時期におとずれたトルチェッロ島。 ヴェネツィアやリド島のかわいた盛夏を通りぬけてたどり着いた古い教会で、著者は聖母子のモザイク画に出会う。 神秘的な静謐にみちているだけでなく、(わたしの読み落としでなければ)ほかの作品ではあまり書かれることのない、著者自身の信仰をかいま見ることのできる美しい文章だ。 「ザッテレの河岸で」は、コルティ...

ミラノ霧の風景―須賀敦子コレクション (白水Uブックス―エッセイの小径)


須賀敦子
¥ 914 在庫あり。
★★★★★

ミラノ霧の風景―須賀敦子コ...
イタリアの情景が目に浮かび、 そのときの著者の感情が伝わってくる。 文章の美しさに惹かれて、 同じ時間を過ごしてみたかったと 憧れのような感情を抱いてしまう。 次の世代に残せる本を何冊か選ぶとしたら、 必ず選びたいと感じさせるほど 心に残る1冊です。毎日新聞の2008年秋の読書週間の特集で、福岡伸一さんが良いと言っているのを読んで買ってみた。ほとんどの日本人にとって、ヨーロッパがはるか彼方のあこがれの地であった1950年代後半から1970年代くらいにかけての、著者のイタリアでの体験が静かに語られている。数メートル先が見えないほど濃い霧が出るミラノ、菩提樹の花の香りが部屋の中まで立ち込めるペル−ジャ、冬には海から突風が吹きつける詩人サバを生んだ海辺の町トリエステ、町全体が劇場と化してしまったヴェネチア。気負うことがない静かな文章で、著者の鋭い感性を通して、それらの町とそこに住む人々の日常が、淡々と回顧的に描かれていく。著者が街角で遭った小さなエピソード、親しい友人との集まりでの会話。わずか40年か50年しか経っていないのに、この本がなければ、誰にも知られることがなく過去の中に遠ざか...

コルシア書店の仲間たち (文春文庫)


須賀敦子
¥ 490 在庫あり。
★★★★★

コルシア書店の仲間たち (...
NHK教育TVで、須賀敦子さんの生涯を紹介する番組が再放送されたこともあって(2009年10月18日)、本書をもう一度読み返してみた。須賀さんは1960年代の初期、縁あってミラノのコルシア・ディ・セルヴィ書店に出入するようになる。本書はの書店の仲間、出入する友人・知人を、時には優しく、時にはその不可思議な個性を好奇心をもって、その流麗な筆で描ききったエッセイである。既に多くの人々からの評価の高い名文に溢れている。 本棚に置いておき、しばらく読んでおかなくても、久方ぶりに読み返してみると、時の経つのを忘れて読むのに熱中してしまうような本、そのような魅力に溢れた文章である。 死後10年以上経った今も、いやこれから何年にもわたって彼女の著作は読みつづけられることになるだろう。 単行本のほか、文春文庫、白水Uブックス、河出文庫といろいろあるのもいい。著者が暮らしたイタリアでの生活。 なにげない日常が著者の文章で、 格調高く魅力的な日常に感じる。 ふとした例え、さりげなく飾られた文章。 余韻が漂う美しい文章です。須賀さんの優美な文章でつづられた、十一の短篇。 それらは個々に完結し...

須賀敦子全集〈第3巻〉 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 1,155 在庫あり。

須賀敦子全集〈第3巻〉 (...
・・・

トリエステの坂道 (新潮文庫)


須賀敦子
¥ 500 通常4〜5日以内に発送
★★★★★

トリエステの坂道 (新潮文...
須賀さんの本を読むと、心がしんと静かになる。気が立っていても、焦っていても1ページ目を通すと、ざわめきが収まっている。 作品全体をおおうもの悲しい雰囲気。思い返される夫や近しい人々の死、微妙な距離感が埋まらないイタリアでの生活、そして変わっていく人々。愛おしくそっとつつむような須賀さんの文。 いいな、この人。言葉が染み込んでくる。何作も続けて読むとしんみりしてしまうけれど、ゆっくりと読んでいきたい。著者はミラノに縁あって根を下ろして生活し、カトリック左派の神父たちが中心になってできたコルシア書店の主要メンバーだったペッピーノさんと結婚。しかし夫は7年少しの幸せな日々の後に、病死した。 国際結婚というのは最近多いけれど、須賀さんの結婚は時代も時代だったが、須賀さんがいわゆる良家の子女であったのに対して、相手のペッピーノさんはイタリアの無産階級といえるような経済的に貧しい家庭環境に成長したという点で、複雑なものもあったようにも思われる。この「トリエステの坂道」においては、夫の家族(狭い意味の家族のみならず、義弟のお嫁さんのお父さんなども含む)がすばらしく生き生きした描写で再現...

百日紅 (上) (ちくま文庫)


杉浦日向子
¥ 714 在庫あり。
★★★★★

百日紅 (上) (ちくま文...
北斎を描いた作品。大変よく勉強した跡が伺えて評価できる。また、コマとコマとの間が独自のテンポなのも良い。 各編は短いが再読に耐ええる程の濃度がある。 百年先にも残って欲しい大人の古典作品。 このタイトルは、 「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」(加賀千代女) から取られたものだそうです。 散っても散っても見事に咲いている百日紅。それは、百日間も続くそうです。 そうした百日紅の凄さ、逞しさに加賀千代女は感嘆し、杉浦日向子は江戸の偉人葛飾北斎を見たのです。 類稀な才能を持ち、その人物の大きさで、世間をあっと言わせていた北斎。確かに、そこには大物としての凄さを感じます。 そんな北斎を作者は、周りの人々、中でも娘のお栄とのかかわりあいの中に丁寧に描いてゆきます。 その表現は、江戸風俗のプロの描く見事な背景の中で、北斎の精神が躍動しています。 大雑把なようで綿密な北斎の言葉や行動は、その人物の大きさを感じさせます。 彼女の代表作かも知れません。登場人物すべてに「あぁこれが”粋”ってやつなんだね」と思わせる見せ場があり、 読み進めるうちに、その憧れから作中世界に思わず...

一日江戸人 (新潮文庫)


杉浦日向子
¥ 460 在庫あり。
★★★★★

一日江戸人 (新潮文庫)
タイトルに惹かれて読んだ者としては、必ずしも期待に応えてくれたとは言い難い印象が残った。 というのも、この”一日江戸人”というフレーズはあまりにも魅力を孕みすぎている。 事実、タイトルを払拭して考えれば、江戸の風俗、江戸人の気立て等々、決してその内容は希薄でない。さらにいえば、着眼点であろう”江戸の世界に浸かる”という方向に対し、ブレの無い記事がテーマ別に続いており、読者の探究心は満たしてくれる代物だろうと思う。 ともかくも、やはり掲げた旗が煌びやかでありすぎたのだろう。 出版側からすれば勲であろうが、読者の中には、本を手にとる前と比べて、読後感に多少気落ちする思いを禁じえなかった方も少なくないのではなかろうか。年配の男性に薦められて読みました。 この一冊でこの密度、本3冊は出せる内容ではないでしょうか。 文庫だからの手軽さはありますが、実際のところもっと大判で再販されたとしたら さらにお買い得ですよ。 早世されたのを残念に思います。著者の本は今回初めてでした。時代ものって結構言葉も難しいから、読んでいて眠くなってしまう。でもこの本は挿絵も適度に入っていてしかも可愛く、文章も...

禅と日本文化 (岩波新書)


鈴木大拙
¥ 735 在庫あり。
★★★★★

禅と日本文化 (岩波新書)
日本文化を代表する美術や武士、剣道、儒教、茶道、俳句の背後には「禅思想」という深い川が滔々と流れているということを、大拙氏は喝破した。本書は氏の深い洞察と地道な研鑚そして堪能な英語を駆使してなった稀有な書物であることは間違いない。欧米の読者が今なお読んでも決して恥ずかしくない胸を張れる書物である(最近こうした書物がないのは嘆かわしい限り)。また実際出版当時高く評価された。 単に情緒的、懐古的な日本趣味を海外の知識人受けを狙って書かれたものではなく極めて奥深い禅研究書となっており、人口に膾炙した軽薄なものではない。私たち現代日本人の背筋が伸び、無知を恥じるところも少なくない。日本語でしかも日本人に禅を伝えるだけでも簡単なことではないのに、それを英語でここまで明晰に思惟しえたことは驚嘆に値する。(意図的に直訳ふうに訳されているのがいいのかもしれない) 印象的といえばこんなところ。たとえば第四章「禅と剣道」で「無心」という絶対受動の心理状態になったとき、つまり心が惜しみなく他の「力」に身をゆだねるとき、本来の剣道の奥義に達することができるという。無意識という大海の大きな流れに身を...

百日紅 (下) (ちくま文庫)


杉浦日向子
¥ 714 在庫あり。
★★★★★

百日紅 (下) (ちくま文...
単純な線で描かれてるように見えるが、十分に学習した跡が伺えて納得出来る。江戸の空気も描かれてるようだ。 科白に奥行きがあり、再読してみると新たな発見がある。そこがまた楽しみになる。 全集に未収録の二編が収められて嬉しい。 「野分」がとりわけ好き。 もっと多くの人が読んで欲しい名作である。 著者の早逝が惜しまれる。 上巻のつづき── おそるべき描写力であることは本書にとどまらないが、なおかつ長編としての構成力も見せてくれたのはこれが最初で(残念ながら)最後である。もっと多くのテーマが待っていたのに、実に惜しい。生前すでに「漫画」系については“断筆”する旨の表明があったのは、やはり病のためなのか。 本書は、日本人すべての、しかも「大人のための」座右の書として親しんでほしい。十年ごとに読み返すと、また新しいものが見えてくるはずで、青年も、そしてもちろん老年になっても何度でも楽しめること請け合いだ。 其の十八『酔(すい)』に、酒豪で知られた花魁、滝山と、歌川国直の酒合戦が描かれていますが、これが秀逸。 北斎の居候、池田善次郎から酒合戦の誘いを受けますが、その場では「おいら師匠と禁酒...

須賀敦子全集〈第4巻〉 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 1,050 在庫あり。

須賀敦子全集〈第4巻〉 (...
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須賀敦子全集〈第7巻〉どんぐりのたわごと・日記 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 1,050 在庫あり。

須賀敦子全集〈第7巻〉どん...
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須賀敦子全集 第6巻 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 998 在庫あり。

須賀敦子全集 第6巻 (河...
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ユルスナールの靴 (河出文庫)


須賀敦子
¥ 672 在庫あり。
★★★★★

ユルスナールの靴 (河出文...
マルグリット・ユルスナールの作品と人生に、須賀さん自身の胸中に去来していた様々な思いを重ね合わせてつづられる。いわゆる文学評論ではないが、私的な一方通行の独白というのでもない。おそらく二人のパーソナリティーは全くタイプが異なるとは思うのだが、須賀さんの心情とどこか触れ合う地点でユルスナールの顔も一瞬立ち上る感じがしてくる。そこがまた不思議に魅力的な文章である。 「きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。」−冒頭より−。 ギリシアを、ヨーロッパを愛しながらも、戦争によりアメリカで生涯を送らざるを得なかったフランスの作家マルグリット・ユルスナール、自らの生きる道を求め、パリ、イタリアに滞在しカトリック左派の活動に力を注いだ須賀敦子。ユルスナールの作品を通して、2人の生涯の断片を集め、端正な文章で丁寧に織り重ねた作品です。 『火』から少々面食らいながらも感じた熱情が、ユルスナールの自身から発せられたものであることに、やはり納得です。また漂...

須賀敦子全集〈第5巻〉イタリアの詩人たち、ウンベルト・サバ詩集ほか (河出文庫)


須賀敦子
¥ 998 在庫あり。

須賀敦子全集〈第5巻〉イタ...
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百物語 (新潮文庫)


杉浦日向子
¥ 860 在庫あり。
★★★★★

百物語 (新潮文庫)
この本のハードカバーを持っていますが・・・ 読後に怪異に逢いました。 柔らかな語り口なので怖さはそれほどでもありませんが、 後からじわじわくるものがあります。 ぜひあなたの本棚に入れてください。 たまに、思い出したように読むにはとてもいい本ですよ。 マンガの域を超えてます。世に百物語は数あれど、その白眉がこの短編漫画集である。 漫画と侮ってはいけない。 杉浦日向子氏の漫画はどれも小説さながらの叙情をたたえ、我々にその時代の空気を清々と感じさせてくれる。我々がかつて確かに知っていて、そして今はもう失ってしまった心の在り方すべてを、その絵を、言葉を、物語を通してもう一度取り戻してれる。 杉浦版『百物語』に出てくる『恐怖』の正体は、卑小な人間の暗い感情でも歪んだ怨念でもなく、人間の理解を超越し、人間の歴史と関係なくそこにあった超自然のものたちである。 ずっと昔から人間のすぐ傍にいて、時に人の目に触れたり、障りを起こすために『怪異』として畏れられてはいたが、人間自身もそれらが悪意を持たぬ純粋な存在であることは肌で感じていたに違いない。だからこそ当時の人たちはそれらを『駆逐すべき敵』ではなく、...